苦渋の決断、、、
令和2年5月31日に公演は控えていました。
それは長きにわたって独学で、手探りで、やっと辿り着いた今の僕にとっての舞踊とは?の答えでした。
ここまで来るのに何年かかっただろう、それをずっと見てくれていた盟友にも喜んでもらえたのに、、
今でも芸術は人の心を癒し、舞踊の力を信じています。だからこそ、こんな時こそ、っと思う身勝手かも知れない気持ちと、世界規模で起きている実感のない危険、共に頑張ってくれる優しい友と関係者、きっと口にせずとも不安はありつつも応援してくださる優しいお客様、やると覚悟した自分と、止めると覚悟しなけれならない自分、様々な狭間で毎日迷い、悩み、押し潰されそうになります。
公演を中止すると決断し発表した今でも正直、迷いも悩みも続いています。こんなに苦しいなら、いっそ公演を開催して失敗した方がよっぽど楽だろうとも思えます。
でも頑張ります。
本公演で披露するはずだった作品は、舞、武、禅から学んだものを集約した踊り、「勝ちを考えず、負けないことを考える」「いなしてかえす」「先でなく今」「状況を変えるなら自分が変わる」「自分からしないで待て」「ただ在るだけ」など沢山の言葉と技術を伝えて作品を創ってきました。作品の中だけではなく、今の世界で起きている現実にも、そう対応してこそ日常がもうダンスだと考えられています。
止めることは、諦めたわけじゃない。
諦めが悪く、しつこいんです僕は、
未だ作品は変化します。
今はまだ苦しいけど、新しい方法が見つかったらすぐ取り組みます。
こんな前向きにいられるのは作品を届けた時にどんな顔を皆がするのだろうか?それを想像するだけで力をもらいます。観てくださる方の力が原動力です。まだ応援してください、僕諦めが悪いんで、、
Takuji Oyamada
dance,choreography,bodywork
0コメント